小名浜製作所にて、10月23日(水)~10月25日(金)の3日間、高校生のインターンシップを実施しました。
インターンシップに参加したのは、勿来工業高等学校 機械科2年生の2人。
まずは小名浜製作所の会社説明、工場にてタンク製作を見学しました。
その後、工業高校機械科の実習でも行う溶接、機械加工の体験です。
1日目はティグ溶接体験。
ティグ溶接は工業高校の実習では行いませんので初めての体験。
最初はできなかったティグ溶接のローリング法もかなり上手くなりました。
しかし、左手に溶加棒を持っての溶融池の見極めがまた難しい。
2日目は被覆アーク溶接体験。
被覆アーク溶接体験では、溶接開始時のアークスタート、運棒の仕方、溶接プールの見極めを重点に教えていただきました。
2人ともしっかりアークを引っ張れるようになりました。
3日目は金属機械加工体験。
機械加工体験では測定方法、そしてフライス盤・旋盤の機械操作方法、精度加工を指導を受けながら実施。
高校の実習で苦手意識があった機械加工も、社員の指導によりしっかりポイントを掴むことができました。
またこの日は、常温でははまることのない金属同士の片側を加熱膨張させることではめあわせ、固く結合させる「焼きばめ」施工を実際に見ることもできました。
2人とも短時間の実習でしたが、先輩の指導ポイントをしっかり押さえ、どんどん上達していました。
実際に体験し、また社員の技能や製品に触れ、そのレベルの高さ、精度を感じていただけたと思います。
技術・技能を伸ばし、しっかりしたものづくりでお客様のニーズに応える。これには相当の鍛錬と前向きな姿勢が必要です。
インターンシップを通し、自分が社会でどのような役割を果たしていくか考えるきっかけになれば幸いです。
これからも高校での勉学・実習にしっかり向き合い、充実した高校生活を過ごしてください。